「柔らかそう」な踊りからの脱却
クライアントケース5:【こすもさま:本当は硬い。そこからの脱却とトップへの挑戦】
本日ご紹介するのは、前回ご紹介したつかささまのパートナーこすもさまです。
本年の昇級をかけた大事な時期にお身体を任せていただき、更にクライアントケースの掲載のご協力もしていただきました。本当にありがとうございます!!
こすもさまのお悩みは、股関節や脚の柔軟性が出にくいことでした。
同じ競技仲間からは「身体柔らかいよね」とコメントをもらうことも多いそうですが、踊っている時に行う開脚や腰の反りは「無理矢理!!」だそうで、実は腰や脚の怪我が多いとのこと・・・
スピードや勢いに任せた動きで腰に痛みが頻繁に出るのは明らかな身体の酷使です。
本当に柔らかい身体を作り、踊りに余裕を持たせていきたい!
そんなこすもさまの目標はコチラ↓↓
ただただ柔らかい身体ではなく、ご自身の振り付けにも活かしていくために今回はY字バランスにチャレンジします!
いつものことですが、単にY字バランスといっても人それぞれ弱点は違います。
内腿、お尻、お腹、背中、ふくらはぎの柔軟性はもちろんですが、腹筋などの基礎的な筋力も大事な要素です。
こすもさまにはストレッチだけでなく、動きの中で柔軟性が発揮できる身体作りとして「筋力トレーニング」にも取り組んでいただきました。
Move onでのセッションと、15〜20分のご自宅でのセルフストレッチの結果は・・・
写真 右足を上げたY字バランス
左:セッション0日目/右:セッション90日目 (どちらもセッション前に撮影)
写真 左足を上げたY字バランス
左:セッション0日目/右:セッション90日目 (どちらもセッション前に撮影)
柔軟性だけでなく、体幹部分の筋力不足にアプローチすることで背中がスッと立った状態でのY字バランスができるようになりました。
土台作りができたことにより、ここからさらに脚や腰回りの柔軟性にアプローチできる余裕が生まれます。
次の課題に向けてすでに動き出しているこすもさまの今後に期待です!!
そしてコチラも↓
写真 左:セッション0日目/右:セッション90日目
撮影時に「ベッドの端からこんなに指が出るくらいに!!」と喜びすぎてしまい、比較として見えにくい写真になってしまいましたが、そのくらい喜んでしまうこの変化!
セッション0日目は、ベッドの端から指先までが7cmだったのに対して
セッション90日目は、なんと19,5cm!!
ご自宅でしっかりとセルフストレッチを継続してくださり、セッションでもトレーニングにもストレッチにも果敢にチャレンジしてくださった成果です。
実際のダンスの動きに対してその柔軟性がいるのかどうかという議論は度々起こります。
けれど、「柔らかそうな動きができる」の裏に「無理」がある・「怪我」があるというのは、あってはならないことだと思います。
怪我予防はダンサーにとっても誰にとっても大切なことです。
そのために、たくさんのアスリートの皆さま・ダンサーの皆さまのお手伝いができればと思います。
【こすもさまからのコメント】
凄く凄く気持ちよくて、とっても満足しました!!!
身体がどんどん柔らかくなっていくのが実感できて、すごく嬉しかったです!
本当にありがとうございます!
こすもさま、この度はレポートのご協力ありがとうございました。
ここからさらに怪我の少ない身体作り、余裕のある踊りができる身体作りのお手伝いができるようにトレーナーとして努めて参ります。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
Move on
ご協力:こすもさま
競技ダンス歴10年 /2014年 学生冬全 チャチャチャ部門 ファイナリスト
写真撮影:2021/6・2021/9
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